いざ、行けず
2017.3.7
火曜日。
下見をしてから半月が過ぎ、何かせねばと利用図を描き出してみる。絵は苦手だのにこういう作業がひときわ楽しいのは何故だろう。
御住職にまで送りつけ、今晩は泊まると意気込む。大切な人生の先輩に晩酌と夕食まで奢ってもらい、いざバスケットに準備物を詰め込み、毛布を小脇に抱えたところで、時計を見たら0時前の大船。いろいろと心配をしてもらい、結論、準備に手間取り終電を乗り過ごし行けませんということにする。あゝナントも情けない。遠隔地から山ノ内にいるであろう深夜の怪異的存在を感知したとでもいうのか。怖気付いた、それだけの話。